ネットワーク未経験、IT初心者でも大丈夫!CCNAの勉強方法

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ネットワークエンジニアの登竜門的な位置づけにある資格CCNA。
私が初めて取ったベンダー資格です。
勉強してたときは本当に難しくて苦労しました。

もし今勉強するならこうするなーとか考えつつ、その取得方法と勉強方法をまとめました。

CCNAとは

そもそもCCNAとはどんな資格なのか。
ネットワークエンジニアの技能を認定する資格でCisco社が認定しています。
Cisco社は大手のネットワーク関連機器メーカーです。ネットワーク系の現場だけでなく、運用、監視の現場でも触る機会が多くなります。ですので持っておくと就職や転職に有利になったりします。
難易度としてはネットワークを全く触ったことがない人でも勉強すればとれる難易度です。

取得方法

1回の試験でとる方法(200-125J CCNA)と2回の試験でとる方法(100-105J ICND1と200-105J ICND2を受ける)があります。
どちらのほうがいいのかは人にもよります。
一般的には2回で分けて取ったほうが簡単だといわれています。試験範囲を2つに分けるということは1度の試験で覚えなくてはいけないことが少なくなるという理由ですね。
個人的には1回でとるほうが楽だと思います。勉強する量が同じなら1回の試験で終わらせたほうが楽という理由です。私は1回の試験で取りました。

1回の試験でとる方法(200-125J CCNA)がおすすめの人

短時間で一気に勉強して取ってしまいたい方
ある程度ネットワークの知識がある方

2回の試験でとる方法(100-105J ICND1、200-105J ICND2)

じっくりと勉強して取りたい方
ネットワーク初心者の方

試験を受ける場所

試験を受ける場所はネットで予約する(会場によっては電話予約もある)ので、会場によってはほぼ毎日試験を受けることができ、さらに前日でも予約できるなんてことも珍しくありません。
全国のピアソンVUE公認試験会場から自分の家の近くを探してみましょう。もし調べられるのであれば試験会場の口コミも調べられるといいです。受ける試験が同じでも試験会場によっては外がうるさくて集中できなかったとかいろいろなデメリットがある可能性があります。

具体的な勉強方法

まず最初はここから

「1週間で CCNAの基礎が学べる本」を読む。
ネットワーク完全初心者の方でも理解できるようにやさしく作ってあります。とてもわかりやすいです。
一週間かけて読むように作られていますが理解できるのであればどんどん読み進めても大丈夫です。
ただし確実に理解して読み進めましょう。これからネットワークを学ぶ上での大事な基礎作りです。

まだまだ基礎を固めたいという人は「3分間ネットワーキング」というサイトがおすすめです。試験範囲の知識をわかりやすく学ぶことができます。

次は教科書を読む

いわゆる黒本というやつを買いましょう。正直高いですが勉強にほぼ必須です。
どうしても金銭的に余裕がない人やお金をできるだけ使いたくない人は「ネットワークエンジニアとして」というサイトが教科書代わりになり勉強できます。丁寧に書かれているので理解もしやすいです。ただし細かい部分までほぼ完ぺきに網羅できているという意味では黒本のほうがおすすめです。

教科書を一通り読んでみましょう。
基礎を固めたはずなのに全く理解できなくて焦るかもしれませんが大丈夫。基礎固めと違って理解して読み進める必要はありません。理解できなくてもいいからどんどん読み進めてしまうのがおすすめです。ではいつ理解するの?と思われた方もいるかもしれませんが、理解するタイミングは問題を解くタイミングです。実際に問題を解いてみてわからないときに教科書に戻って説明を読んでを繰り返しているといつの間にか頭に入っていきます。
一通りざっと読んだらもう問題を解き始めて大丈夫です。早めに問題を解き始めましょう。

ひたすら問題を解いていこう

Ping-tというサイトがおすすめです。
ここでひたすら問題を解きます。通勤、通学時間や休憩時間などちょっとした空き時間にもスマホで勉強できます。
わからない問題、間違った問題があればPing-tの解説を読むだけではなく、教科書にも戻って該当の項目を読みましょう。これで理解がぐぐっと深まります。
シュミレーション、シナリオ対策もPing-tの簡易シミュレータでできたりします。
コマンドを覚えるにはコマ問がいいですね。

最低限全て銀になるまで、余裕があるのであれば8割以上金になるまでやれると合格ラインに乗せることができます。
ping-t.com

慣れてきたら時間もはかりながら問題を解いてみましょう。
本番ではシュミレーション問題やシナリオ問題も出るため、時間がかかります。
時間さえあれば合格できたーなんて声もよく聞くので、問題を解くスピードも意識しながら勉強するのがおすすめです。

仕上げに

「Cisco試験対策 Cisco CCNA Routing and Switching/CCENT問題集」
いわゆる赤本というやつです。
ここで紹介させている問題が本番に近いものが多いと評判です。
買って仕上げにやってみるのもありです。

また、Ping-tの合格体験記を読んでみるのもおすすめです。試験のヒントなんかを書いてくれている人もいます。(このコマンドは覚えていったほうがいいよーみたいなやつです。)

実機やシュミレーターを触ってみる

シュミレーションやシナリオ対策です。
試験中コマンドをたたく問題が出るのですが、一回もコマンドをたたいたことがないと少し怖いですよね。実際にコマンドをたたいてみると結構コマンドを覚えられます。
ヤフオクや秋葉なんかで型落ちの実機が安く売っているので買ってみるのはありです。
少し登録が複雑ですが公式のシュミレーターでコマンドをたたいてみるという手もあります。こちらの方法なら無料でできます。
実際に現場に出た時の勉強にもなるのでお勧めです。
実機やシュミレーターを触らない人はPing-tの簡易シミュレータは最低限触りましょう。イメージをつかむことができます。

まとめ

1.「1週間で CCNAの基礎が学べる本」を読む。余裕のある人は「3分間ネットワーキング」も読む。
2.黒本を一通りざっと読む。完璧に理解する必要はない。教科書を買わない選択をした人は「ネットワークエンジニアとして」を読む。(併用可)
3.pint-tをひたすら解く。わからなかった部分や間違えた部分は教科書に戻りその部分を理解する。余裕のある人は実機やシュミレーターも触ってみる。
4.仕上げに赤本を解く。

受験料の為にもぜひ一発で合格してください!応援しています!